どきどきとあなたがそばを通るたびハートが落ちる音がするのよ
隠し通そうとするたび目が合うの あなたも同じ気持ちでいるのね
さりげなくあなたの肌に触れる指 痺れるほどにあふれだす色
朝早く仕事に向かう寝ぼけた目知っているのはただわたしだけ
「好き」なんて手垢のついた言葉でもあなたが言うと特別になる
好きだよ と 笑ってきみが言ったから 今日から毎日二人の記念日
バイカル湖よりも深く愛してねと言うわあなたが寝てる合間に
たまに言う愚痴すら可愛く思えるの わたしだけが知る沈んだ顔とか
きみ帰る時間を色めき立って待つわたしを羨む七夕の星
この恋が間違いならばきみの手で終わらせてくれ僕は怖いから
臆病な僕は耐えられないだろう きみを失う日にぞ死にたい
テレビ消し微かな雨音聴きながらあなたと隠れ家にて眠る夜
開いた口 飛び出た鼻毛 伸びた爪 眉間の皺さえいとおしいきみ
もう少し、もう少しだけと繋ぐ手と手を阻むのは理性の残骸
冬至の日かぼちゃ嫌いのきみがため甘辛く炊くオレンジの希望
酒呑みて甘えたがるきみの頭を抱いて柔らかな頬を吸い込む
有り得ない妄想だった日曜の午後きみと転がるカーペット
我にもし尻尾があったらきみの手で撫でられるたびゆらゆら揺れよう
もしきみがいなくなったらなんてこと思う間もなく寄り添っていたい
最愛のこの手をぎゅっと握り締めぬくもりに触れ眠るしあわせ
くんくんと匂ってみるのきみの肌 甘いお菓子の香りがするわ
隠せない わたしの視線はいつもそのあなたの背中を仰ぎ見ている
きみがもし、欠けていようがいるまいが足りないところはうめてあげるよ
さわりたい 見える距離でもあなたとは笑い合えない抱きしめられない
年の瀬にあなたの横で眠る夜 来年もまた、来世もまたね
きみがすききみがすきだと書き連ね 重ねた文字に年月を知る
いつもより大きく見えるお月さま 隠れた逢瀬のわたしを見張る
きみの手を握り締め、そう あの時のように口付け笑いかけてみる
きみの言う「好き」がわたしを人間にしたんだろうと思う一月
沢山の歌を紡げどきみのその愛してるには一生勝てない
【いつまでもきみを想う】
世界でいちばん大好きな恋人(現・旦那さま)を詠ったノンフィクション。何にも考えず思ったままを31字で並べてるだけなので、出来の良さは二の次(という言い訳)。短歌を始めた2011年5月から2012年1月までの歌をほぼ編年体でまとめています。この頃は同じ職場でこっそりお付き合いしてたので、そんな歌が多いかも。こんなかんじでまとめていきます。
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