2013年11月10日日曜日

【都々逸】 愛って何かきみに教わる 【31から60】

秘め始めの頃夢にまで見た 主との年明け姫初め

眠くないのと肩に身寄せた 三十秒後に夢の中

焼きもち焼かれて悪い気せぬが 真っ黒焦げは御勘弁

きみと歩いた思い出巡る 緑の車でひた走る

子作りしよかと言うてた癖に お前は先にすまし顔

さんざ焦がれたあなたの腕が 我を掻っ切る 引き千切る

濡れた御髪が寒さに震え きみの指先凍えさす

百回目のきみとのキスははて、いつのことだか忘れたよ

情事の後の気怠い気持ち カフェオレを待つ朝のよう

間違ってても手遅れなのだ きみとの出逢いは正せない

二人が二冊別の本読み ひとつの空気を食んでいる

たったひとつの君の弱点 突いて弾いて触れてやる

バレンタインにきみに贈るは 真っ赤な薔薇とジュリエッタ

寝惚け眼できみを抱き締め ちゅっとキスして起きる朝

グーグルアースできみの実家を宇宙から見てほくそ笑む

この人生の四分の一 きみに捧げて悔いはなし!

きみがいとしやいつもこいしや まるで変わらぬ七年目

風邪引けばきみが心配してくれるからたまには菌に冒される

気だるくやさしいきみの音色は わたし泣かせのカンツォーネ

二人で四種のケーキを買って 食べさせあいこのバレンタイン

寄る年波には勝てぬと笑い 我を貪る耽々と

容易に切れぬきみとの電話 甘い声聞き七年目

基本的にはきみとぼくとが 愛し合うこそ愛なのだ

美味しいお酒はあなたとともに ほろ酔いくらいが丁度良い

きみが生まれたあの時代へと飛んで運命作りたい

今週もきみとフライデーナイト 雨音越しの高鼾

きみがわたしに教え込んだの 焼酎薫るキスの味

折り畳み傘じゃきみの広い背入りきらずに冷えていく

きみとキス 六年前と同じ匂いの息を吸い込み冬終わる

後戻りなどできなくなった きみと口付けした日から




【愛って何かきみに教わる】
 世界一大好きな恋人(現在は旦那さま)を想って、2012年1月から2月までに詠んだ都々逸をまとめました。最後の歌はaikoの名曲「ココア」を聴きつつ詠んだものです。「グーグルアース~」は、都々逸bot(@dodoitsubot)さんに取り上げられ時々ツイートしていただいていて、いまだにたくさんふぁぼっていただいてます。ありがたや。
 都々逸を詠むときにはできるだけそれだけで物語が完結するように心がけているんですけど、まだまだ修行が足りぬようです。もっと上手いこと言いたい。

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