2013年11月6日水曜日

【短歌】 いつまでもきみを想う 【31から60】

わたくしの処女差し上げたあなたには腕枕する義務が生じた

口唇に残ったきみのキスの匂い 舌で舐め取り飲み干してみる

「おかえり」の胸に飛び込み吸い込んだきみの匂いがわたしを酔わす

触りたい触りたいただ触りたい あと数センチで手は届くのに

生きてると実感させてくれるのはあなたの声と体温だけなの

寒くってきみの毛布をひとりじめ きみの背中の匂いがするわ

大切なことなので二度言いますね きみが好きです きみが、好きです

終わるのね 東京事変の始まりはきみとわたしの始まりだった

胸に抱くきみの髪からはわたしと同じシャンプーの匂いがする

きみがため ひき肉こねし昼下がり いびつなハート型ハンバーグ

またひとつ歳を取るきみ 刻まれた皺に挟んだわたしとの日々

他愛ない会話をしつつ今日もまたきみの手のぬくもりに酔うのだ

ケチャップでハートを描いたオムレツを食べるきみ とてもいとおしいきみ

だいすきよ ずっとだいじにするからね きみに誓った永遠(とわ)の約束

やりきれぬ夜こそきみの傍に居て 何でもないこと話していたい

瞳、指、笑顔、体温、聡明さ、匂い=きみの好きなとこ

日曜の午後は気だるいはずだけど十二時間後にあなたに会える!

愛は勝つなんて信じる年齢(とし)じゃないけれどそれでも信じていたい

きみの名を呼ぼうと思う 勇気出し爛れた喉を震わせてみる

ウイルスに溶けてる脳が描き出す きみの鼻歌、鼓動と笑顔

しゅわしゅわと注ぐソーダを恍惚とした表情で見守るきみと

歴史家のきみのことばを手繰り寄せ完新世までひとっとびする

おっぱいにキスするだけでいいなんて男の子って赤ちゃんみたいね

天気予報 朝のニュースで大阪を気にしてしまう きみのせいだよ

寒い日はチョコとプリンとマカロンと日本酒ときみの甘い手が欲しい

きみ帰る時間を待って温める夕餉の匂い届くようにと

あなたからいつもいただく愛情と釣り合い取れぬ牡蠣のバター焼き

膝を貸す きみの頭部の重たさと幸福感じ足が痺れる

甘いチョコきみに買ったよ どうやってびっくりさせよか考えている

ネガティブに考え出したら止まらないからきみのことだけ想ってる



【いつまでもきみを想う】
 世界一大好きな恋人(現・旦那さま)を詠った歌たち。2012年1月から2月中旬にかけてまでの歌をまとめました。ちょうどこの頃が付き合い始めた時期なので、こんな風に気持ちを表現する術を見つけることができて嬉しいなあと感じたのを覚えています。この時東京事変の活動停止発表があって、椎名林檎の話で盛り上がった恋の始まりを思い返したりしたのでした。

0 件のコメント:

コメントを投稿