2013年11月20日水曜日

【短歌】 いつまでもきみを想う 【121から150】

その赤いネクタイ、六年前きみにいちばん最初にあげたやつだね

プレゼントしたネクタイも十を超え赤、青、ピンクが揃うハンガー

もしきみに愛されているこのときがまるごと胡蝶の夢だったりして

昨晩のきみの抜け殻にくるまれて二度寝する朝 日射し眩しい

間違っちゃいないんだから、さあ、きみよ迷わずわたし抱きしめて、早く!

熱こもる狭い部屋にて一昨年の夏の思い出探る二人で

きみだけに話すわたしの本音とは愚にもつかない単なる弱音

一歩ずつ進んでいるわ あなたとの未来に向かい確実に今

降り注ぐ愛の言葉は雨のよにわたしを窒息させてゆくよう

この世界 あなたの色で彩られあなたの言葉できえてなくなる

永遠にきみを許してあげるからわたしよりちょっと長生きしてね

「先生!」と呼んでたきみは来年度ついにわたしの夫になります

すべすべでつややかなきみの肌からはおそらく月の匂いがしてる

満足に愛の言葉も言えぬから今宵の月にきみの名を書く

明日から仕事だけれど明日から毎日きみに会えるんだもんね

きっときみ、知らない間にわたしのことを食い散らかしておかわり強請る

あなたには、あなたにだけは見てほしい わたしのたったひとつの芯を

二十五回繰り返してきた営みを次からきみとしてもいいかな

きみ帰る時を待ってる瞬間が実はいちばんしあわせになる

『智恵子抄』みたいな詩集きみのため書きたいと思い歌い始めた

抱き合った後の奇妙な静けさにふたつの心音重ねて眠る

好きなのよきみが好きなの 夜も更けて眠くなるまで電話待つくらい

外は雨 大好きなきみと週末の予定を決めるBGMね

きみと教室で見つめ合ったあの日 早春の陽射しが暖かく

あなたとの永遠の愛 山陰の白いうさぎにお祈りしてきた

「永遠」の言葉で片付けてしまうときみとの日々も軽くなっちゃう

来年はきみとわたしとふたりきり ただ幸せな誕生日であれ

いつの日かきみが帰るのひたすらに待てる女でありたいとおもう

帰らないまだ帰らないきみのこといつまでも待つおばかなわたし

すきすきす!呪いのキスと「好き」だけを百回書いた恋文あげる



【いつまでもきみを想う】
 世界で一番大好きな恋人(現・旦那さま)を詠った歌の中で、2012年5月のものをまとめました。日常のふとした瞬間に思った気持ちを詠っているだけなので、ひねりの足りなさが恥ずかしかったりもするのですが…それだけに、あの日あのとき思っていたことが鮮明に思い出されて、日記帳を読んでるような気になります。完全に自分のためだけに詠んでいるなあ、と。

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