まるで違わず重なり合ったきみの未来と我の過去
せめてましだと思わせてくれきみを選んだ僕の今
たとえばきみが泣いたのならば零れた傍から舐めたげる
こびりついてるきみの匂いをリセッシュで洗い流す夜
悪いがあんたを愛してしもた お国言葉が変わるほど
輝く月と漆黒の空と上向くきみは僕のもの
今宵の月はお酒に酔ってるきみの頬より紅くなる
月と太陽交互に見つめ オレンジに染まるその瞳
最後にきみとキスした夜の雨の匂いを思い出す
寒がりなきみのてのひら包み そっとキスする冬の空
噛んでもいいよいちばん奥の柔らかいとこくちびるで
甘く溶けてくいちごみるくの口唇きみにプレゼント
震える指に重なるきみの熱い吐息が身に沁みる
息しなくなるキスの一瞬 世界も止まるふたりきり
ぶって抱きしめキスして嘲笑う 愛し方さえかたやぶり
寒いふりして繋いだおてて 熱を帯びてく頬染めて
闇をまさぐる不自然な指 独り遊びをきみとやる
湯船で二人仕事の話 愛の囁きいつ聞ける?
目覚めのコーヒーきみと二人で もう定番の六年目
きみと向き合い食べたごはんは何万食目か六年目
喧嘩はしたことないのが自慢 まだまだ仲良し六年目
前歯の青海苔ゲジ眉鼻毛 気にもならない六年目
やっと故郷のドリミネーション まだわくわくする六年目
今年は去れどきみの肩越し 見ゆる未来は手の中に
運試し 服が詰まった袋なぞより 愛が詰まった玉が良い
夜更かししてはあなたをなぞる 髪型、口唇、愛しい眼
優しい瞳がわたしを射抜く 四肢動かせぬ甘い毒
きみへの想いはルサンチマンか ねっとり甘くご執心
真っ白なきみを汚してくのは 黒すぎるぼくの独占欲
姫初めにはどうぞこの身を吸って剥がして貪って
【愛って何かきみに教わる】
世界でいちばん大好きな恋人(現・旦那さま)を詠った、2011年12月の都々逸。まだ始めたばかりだったので、とにかく詠えと言わんばかりの歌が多いように思います。でも都々逸クラスタのみなさんは本当にあたたかく優しく受け入れてくださってありがたかったです。2011年12月17日開催第11回歌詠み75「かたやぶり」に参加させていただいた歌も含みます。
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