2013年11月10日日曜日

【短歌】 いつまでもきみを想う 【91から120】

カレンダー日めくり捲り積み上げた日ごと丸ごときみを愛してる

珍しく真夜中にふたりこそこそと笑うしあわせ噛みしめている

墓石を蹴り倒し骨壺を抱きずっと眠ろう きみが死んだら

跡も無く取り壊された校舎にはきみと秘密のキスを埋めよう

頬つねり口を塞いで様子見てそれでもやっぱりきみは起きない

さあ、先生!早く二人で逃げようよ 制服脱いで名札捨てた日

きみの手を握りしめた日 今日のよな冷たく痛む春の夜だった

ああ、好きだ きみの背中を追うたびに加速していく瞳(め)の中の光

伸びきったきみの足の尖った爪がわたしに刺さる それが嬉しい

きみに会う ただそれだけを考えて毎日ギリギリ生き続けてる

不意打ちのキッスをきみにあげるからどうかわたしにときめいてみて

銀色のスーツケースに詰め込む予定の沖縄 きみとの旅行

しあわせは途切れながらも続くので繋いだきみの手離さずにいるよ

口唇がぷるぷる震え麻痺してる あなたのキスと焼酎の味

高鼾聞くだけで何故か安心し眠くなってるあなたの隣

結婚をするなら地元の人がいい 例外として、大阪のきみ

寝る前にきみの匂いを感じつつ 何度も言うようだけどしあわせ

たくさんのわたしのはじめて、きみだけが奪っていったんだから、離さない

少しずつ増えていくのは体重ときみとの未来 しあわせ太り

「きみが好き」「本当に好き?」「本当、に世界が壊れてしまうほど好き」

きみの口貰うからどうかわたしの目奪ってきみの心に仕舞って

ぴかぴかに車洗ってあげたので週末きみとどこへ行こうか

忙しく忘れてたのはやわらかくふわふわ甘いきみのやさしさ

もうきみを失うことは無いからときみの愛に胡坐かくわたし

そんな日は寝ているきみの口唇にそっとキスして隣で寝てみる

きみの肘冷たいのね と熱い頬寄せて湿った其処食む日曜

きみのこと何処が好きかと問われたらなんか可愛い後頭部かな

いつもよりきみが可愛く見える夜 お酒を呑んでいないせいかな

部屋干しをしちゃったタオルから匂うきみとわたしの甘い生活

いつもより今夜のきみは甘えんぼ わたしの腿に吸いつき眠る




【いつまでもきみを想う】
 世界で一番大好きな恋人(現在は旦那さま)について、2012年3月から4月にかけて詠んだ歌をまとめました。「まだ詠むか!」ってくらい旦那たんのことばかり詠んでるみたいですが、これでも詠み始めの頃よりはだいぶ頻度が下がっています。
 いちばん好きな詩集は高村光太郎の「智恵子抄」なのですが、わたしもそんな詩集が作りたいなあとずっと思っておりました。詩ではなく短歌・都々逸になりましたが、愛しい人のことを言葉にすることができて幸せです。あとはもう少し、洗練された言葉遣いができるようにならなきゃなあ。

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