学校がテーマということで、学校を舞台にしているわたしとしては頑張らない訳にはいくまい!と意気込んでたくさん投稿したのですが、残念ながら採用ならず。一般的なテーマだからこそ、素晴らしい歌もたくさん生まれちゃうのかな。
カーディガンから覗く指先じっと見つめなければ分からぬマニキュア
彼のイヤホンから漏れるアニソンを知ってるなんて言えない教室
スカートの裾を何ミリ切ったっておとなになれないことも知ってる
理不尽に慣れてしまった僕たちは大人と同じ人間になる
フルートの音が二人のBGM 秘密のキスをしてた放課後
カーテンを閉める音やけにくっきりと耳に残った放課後の教室(へや)
学校といえば甘酸っぱい恋物語もたくさんあるんだけど、今教師として学校にいると、学校が少し生き辛い場所になっている子どもも確かにいるんだなと感じる。そんな中で必死に半日を過ごそうとする人間たちの負のオーラみたいなものをキャッチしたような歌ばかりになるのは、大阪の子どもと接しているからなのか否か。前まではそんなことあんまり感じなかったんだけどね。
「エリスってバカだねきっとわたしなら死ぬまで呪う」正解は③
この歌も自分としては結構好きだったんだけど、分かりにくいからやめといた。エリスは森鷗外の『舞姫』の登場人物。わたしはエリスが精神を病んでしまうことが馬鹿みたいだと思ってしまうくちなのです。でもそんなことを思いながらテスト勉強してると、たぶん現代文としての正解は導けないんだろうなーというシチュエーションを詠んでみたんですけど、説明してるわたしも何て言えばいいのか分からなくなってきたのでこのへんでやめときます。
***投稿しなかった歌たち***
広い広い校舎ですれ違う君は秋になっても桜の香り
難民になった子どもら押し寄せて保健室キャンプいつも満員
先生がほどく数式「日本語で書いて」と笑う教室に溶け
紙パックジュースで酔える唯一の時間 スカートひらひら揺れる
赤本がこれみよがしに君の未来導いてるから燃やしたくなる
もう二度と会うことのない級友といつもと同じさよならをする
二度と会わぬクラスメイトに「ばいばい」と同じトーンで手を振り卒業
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