青空を真っ直線で切り裂いた飛行機雲は未来への標
満開に咲くこともなく雨に濡れ君の桜は無残に落ちる
屋根を打つ夜の雨音聞きながら下らぬバラエティに笑う夜
満開になる日を待って見つめてた君の桜は明日から咲く!
しあわせを求めていても結局はふしあわせになる道を選ぶか
鮮やかに狂ったような春が来る 目まぐるしくも変化する日々
モノクロの世界が色づき春が来る パステルカラーの夢が弾けて
ハムにでもなっちゃえお前 青空へ飛べない豚はただの豚だぞ
不採用通知が今日だけ嘘をつく 「お前のような屑は要らんわ」
この場所に取り残された我独り 灰色世界のロンサムジョージ
今日もまた春色スカート選んでた 女を辞めて五年経つのに
ガーベラは針金巻かれ無理矢理に光の方を向かされている
泣いたって帰ってこないあの日々にわたしは何を返せるだろうか
真夜中のコンビニの店員さんと顔見知りになるくらいの肥満
ミステイク重ねて少し苦笑い 次は訴訟も辞さない構え
こんな日も何処かで核融合してる現実をわたし無視し続けてる
激動の「昭和」の隅に書き記す あなたとわたしが生まれてたこと
センター試験はほんとはセンターじゃなくて単なるエンドマークで
焼酎をしこたま呑んで何もかも忘れるくらい脳を溶かして
初夏のカフェ ガールズトークが舞い踊る「絶対あんたのこと好きだって!」
言いたくて言えないことももうすべて言い尽くしてたジャパニーズ・ポップ
真ん丸なお月さまひとつ煎餅のように炙って今日は生中
昨日よりずっと冴えてる夜に響く わたしはここよ!わたしはここよ!
通学の孤独な電車で聴いていたベイビー・バイアス 世界が滲む
今月で四半世紀も生きていることになるけどなんか意味ある?
極稀に言いたいことが美しく溢れて歌になる時もある
もしかしてわたしのことばは世界中誰にも届いてないのだとして
ごろごろと機嫌の悪い夏の夜 わたしを罰する準備をしてる
しあわせが溢れ出しそで怖くなる 端から掬うハートのスプーン
【地獄の沙汰も心次第で】
2012年2月末から5月中旬までに、なるべくポジティブになろうとして詠んだ歌をまとめました。でも基本的には幸せな日々が続いてるので、わたしのネガティブはおしゃれネガティブなんだと思います。大体は。
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