2014年2月5日水曜日

【短歌】 いつまでもきみを想う 【151から180】

きみを愛したときすでにわが人生絡めとられていた それも良し

きみの頬大きく描かれたバツ印 一生かけて許してあげるわ

最初からわたしをすきになってれば回り道せずに済んだのにねと

「夕ごはん、電子レンジの中だよー」わたしが先に死ぬ日の書き置き

きみの初めてを彼女にあげたならきみの最期をわたしに頂戴

ぺっちょりときみの左にくっついて接続部から溶けていきたい

散々な結果じゃないか 最後にはきみの寝顔に一生勝てない

一日中きみと一緒にいたのにね まだくっついていたい0時

明日からまた他人に戻る二人 夫婦ごっこは休日限定

眠いのにきみの寝顔を見てたくて寝れもしないよ 明日は月曜

きみといるだけじゃ満たされなくなってきみの人生まで欲しくなる

「永遠に一緒にいたい」そんなこと言ってもいいの?わたしの先生

きみだけに見開いてみるこころのめ 見たくないもの見えてしまうやも

ぷかぷかと魔法のコトバ浮かべてはきみにぶつかれと念を送る

黄金の月の出る夜にふたりきり 熱いベーゼでいのちを分け合う

押し込めてみても結局無意識にきみの視線をそっと追ってる

訳もなく涙が出さえしないきみ だからわたしは心配なのです

深い皺額に刻む年老いたきみを思えて嬉しくなりき

きみはまだ知らない 紅く灼けついた心を握るあつい両の手

きみのこと考えるだけで溢れ出す赤やピンクの淡いことだま

ひとりぼっちで泣いたのでもうわたし疲れちゃったよ ねえ気付いてる?

何もみずただただ眠るときだけがきみが最も安らかだなんて

やり直すならきみと出会う少し前 愛される準備して待っとくよ

サッカーの中継を観るときだけは眼鏡をかけるきみが可愛い

眠ってるきみにキスする金曜日 明日も仕事の我らに幸あれ

餅のよなきみの耳朶食んでみる いとしいきみの地肌のにおい

スキトキメキトキスぼくのくちびるに乗せたメロディきみまで届け

夏の夜カレエになつてがつがつときみに喰はれる女になりたひ

乾く目がきみを捉えて離さない 唾液でもっと潤してくれ

ひたすらにきみを想うよ だれよりも愛がほしいと泣いてるきみを





【いつまでもきみを想う】
 2012年5月から6月にかけての歌。このときのわたしは彼の不安定さを吸い込んでしまっていて、それが歌にもだだ漏れてる。そういう時期もあっての今なんだろうけど、このときはとても辛かったなあ。

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