美しいものを美しいと愛でる君の恋人になってみたかった
どうしても諦めきれず縋ったの嘲笑われると知っていたけど
愛してる 軽い気持ちで口にしたあの日の自分を殴り飛ばしたい
本当はわたしをどう思ってたのか最後にそれだけ知りたかったわ
間違いを正す指先 しゃぶりつくことも許されぬ間柄だった
ねえもしもわたしがしんだらあの子はいい子だったと泣いてね、先生
先生の休日妄想してみます わたしのこととかふと浮かびますか
先生と呼びかけながら迷ってる 今、わたしは手を伸ばしていいの?
ねえ先生 明日もどうか愛してね 生徒としてで構わないから
先生といつかキスするその日まで リップクリームで潤う口唇
先生のためなら何だってするよ ひとつふたつと零れる妄想
折り畳み仕舞う思い出その中に 君の笑顔を塗り潰し、春
教壇の先生の瞳見つめると唐突にただやるせなくなる
あなたから卒業すると決めたからせめて第二ボタンは頂戴
先生が「卒業したら」と言ったから明日校舎の裏でキスして!
見つめ合う刹那がまるで永遠に感じた「好き」を伝えたあの日
君が好きだと言っていた歌を聴き密かに鼻歌重ねていたの
あの子への想い綴った自由帳 今も持ってる捨てられなくて
先生に告白すると決めてから妙に世間は騒がしくなり
あの日から会ってない君の薬指 自縛の輪っかくらいはあるかな
もう少し上手に歌がうたえれば君の気持ちも変わるのかしら
「先生へ。夏期講習が終わったら、わたしと、」夏は無情に過ぎて
すれ違う君の背中はあんなにも遠くで噛んだ爪に吹く風
お腹鳴り口端でそっと照れ笑い 先生の横顔を盗み見
先生の靴箱そっと開けてみる ラブレターなど入れはしないが
ねえ先生、下の名前で呼んでいい?まるで恋人同士みたいに
赤ペンの丸付ける音響かせる 先生のことほんとはみてる
「君なんていなくても生きていけるし」誰かあの子へ伝えといてよ
「桜の木の下」聴きつつ初めての恋が終わって沁み入るaiko
気が狂うほど好きだったあの人の顔も霞んで初夏の夜に消ゆ
【狂うほど好きだったんだ】
2011年6月から2012年9月までの歌。歌に残したいほど好きだった人が今までに3人いて、その3人のことを思い出しながら詠んだものを集めました。恥ずかしいほど子どもだったけど、本当に好きだった。今はいい思い出です。
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